2011/06/10

いつか、コーヒーを飲みながら語ろう。


道路の真ん中にさ、コーヒーを置いてみたいのね。
それをそうね、10分でいいから眺めてみたいんよ。
道路がコーヒーの温度を奪っていって、それでホットコーヒーがアイスコーヒーになって、車が来てこぼしていってさ、それでも、コーヒーは最初から最後まで、液体なのよね。
道路の灰色っぽい面に対して、コーヒーの茶はとってもいいと思うのよ。もう、絶対にいいと思う。
鮮やかで艶やか。でね、その光景をいつかコーヒーでも啜りながら言ってやりたい。
コーヒー屋でね、隣の席の人に対して言ってやりたい。
私は、コーヒーを、道路に置いて、それを眺めていたら、車が通ってコーヒーなんて目に入りませんっていう具合でこぼしていってね、
一体にコーヒーをばらまかれて、一体に香りが香って、茶色が広がってね道路の面に敷かれている灰色のアスファルトがそれを助長して、
その灰色と茶色の交わる光景の姿。
きっとその人はその光栄を想像して、嗚呼って身震いすると思うのよ。


100本入って、この価格。頼もしいよねぇ。

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