2011/04/15

浴衣の魔力を信じることがいかに容易であるか、またその考察


お前、そもそもがどうして、オレよりも向かって上の方にいるのか、
まずその問いに答えて欲しいと申しているのだよ。
いやいや、そんなことは知らぬ、存ぜぬことで、
そもそも、上だの下だのということは、見る場所によって左右されるもので、
オレから見たら、お前の方が上になるのだぞ。
何を言っているのか、さっぱりわかないのだから確認をするという手順を踏むことになるので、面倒なことだから、そういうややこしいことを言うのは止めて欲しいのだけど、
結局、オレは上ということでまちがないがないのだな。
そういうことだよ、あくまでも見方によってという言葉は付け加えるけど、上だの下だのという話はやめて、君の話を聞こうじゃないか。
おーそうだった、今日は浴衣について話をしたいと思っているのだけど、君の都合はどうだろう。
浴衣というのは、もっとも身近なイイモノであることは私は物心ついた頃から、いやいや、そうではない気がしてきたので訂正させてもらえれば、23 歳ぐらいから浴衣というものが、よいのではないかと思い始めたのだから、その話をするという件に関しては、もちろん、OKだということだよ。
ならば、良かったよ、というのも、夏になり浴衣に人が増えてきたのだから、それを見るだけでイイモノだと思うのであって、日本に生まれて良かったと思う瞬間にベスト3に入ることだし、それを今の言葉で言うならば萌えなのかもしれないが、萌えという言葉の本来の意味もはっきりわからないのだから、そう安易に使うものではないと思うので、僕はイイモノと表現をしたのだ。
あぁ。その気持ちはよくわかるよ、つまり、アレだろう、萌えという言葉にアニメやら何やらの先入観のようなものがあって、それに邪魔されるというか、靄がかかるというか、萌えト言う言葉を使っていながら、手探りで歩いているような不安感があって、だからこそ、本当に心底によいものだと思っている浴衣にはイイモノだという表現を使ってあげたいと思っているのだろう。
そうだ、そういうことなのだよ、萌えなのかと言われると、イヤイヤそういうことではなくて、イイじゃないか、日本人にしか似合わないものだし、立っている姿にすら風情を感じるし、優雅であるし、こういった感想は、そら海外のブランドであるような高いブランドならばあるのかもわからないけど、それでも洋服を着た日本人には感じることがやはり少ないのだから、日本人は基本的に背が低いし、足も短くて、やっぱり似合わないという話は、食生活うんぬんで諸説昔からあるのだから、やっぱり浴衣というのは萌えとかそういったことを超えてイイモノだと思うし、それは日本人にしか当てはまらないというと差別的に聞こえるのかもわからないけど、それでも、なんていうのか、いい意味での差別的なことだと思う。
例えば、例えばの話なのだけど、今、私たちがどっかの部族のように裸になって、狩りをする生活をしようと思えば出来るかもわからないけど、似合わないというか、似合わないのだから無理が出てくるということだと思うのだけど、間違っていないかな?
そういうことだとも。
でも、僕らはこんなつまらない話をしたいわけじゃないという点で、君は同意してくれるかい?
あぁ、もちろんだ、オフコースだ、浴衣を来た女性がいかに魅力的であるか、うなじのあたりがいかに妖艶であるかということだろう。
よかった、君に話が通じていて本当に良かったと思うよ、先ほどは、上だの下だのとつまらない話を持ち出してしまって、今では反省をしているのだ、こんな愚かな僕を君はやさしいのだから許してくれるのだろうけど、時々イヤになるよ。
もうわかったよ、そんなことは気にしちゃいけない、そろそろそういった話をやめようと先ほど話をしたばかりじゃないか。
そうか、そうだった、それが僕の悪い癖なのだ、どうかゆるくしてくれ。
許すも何も、そういった点が君の個性であり、イイモノじゃないか。
ありがとう。
こちらこそ。
でも、浴衣で今時のブランド物のバックを持っているのは許せないと思うな、やはり浴衣には巾着がいいのだし、下駄のような鼻輪がついたやつでなければ、産地偽装とそれほどの差はないと思うのだ。
その件に関しても、同意するよ、僕たちは話があうようだ、さらに言えば、髪は上の方でまとめてくれるとうなじが見えて、それがなんと魅力を増すかは、きっと全国の女性たちに知らせるべきだと思うし、男性たちは、その前ではいかに無力であるか、ひれ伏すだけだということを知るべきだと、僕は君だけじゃなくて、全国の男性諸君に伝えたいよ。
まったく、浴衣の女性というのは、朝に咲くアサガオのようだよ。
いやいや、それは違う、そこだけは納得が出来ないな、僕から言わせれば、ヒマワリだよ。
この件に関しては、2人の意見が分かれたようだね、この件に関しては、また次回の話とすることにしようじゃないか。
そうしよう。
今日のところは、花火と浴衣を楽しもう。

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