2011/04/09

雨さんさんと。


私は、雨の数を300まで数えたところで止めた。
雨を数えることが無駄だということに気がついたからだ。
しかし、私には雨を数えるような、そんな無駄だと思える時間が必要だし、
大切だと思うし、数えている瞬間だけは、他のいっさいを忘れることが出来る。
日頃の生活の中で、常に何かを考えていることに驚かされる。
お金のこと仕事のこと欲しいもの、今日、何を食べるのか?何のテレビを見ようかすら考える。
常に何かと考えている。
考えなくてはいられなくなっている。
考えない時間は、無駄だと教え込まれている。
だからこそ、私には雨を数えるような、無駄だと思われるような時間が必要だ。

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