世の中のスピードが少しばかり遅くなるような、
そんな午後2時か3時の曖昧な時間
私の記憶も曖昧で、図書館で本を片手に、
現実と夢の間を行ったり来たりしていたのだった。
私の座っている
勉強机があって、高校生ぐらいの男子生徒たちが座っている。
いつの時代も男子高校生が集まれ
これは、長い年月変わらない、変わりようのない、
宿命であり、北斗の宿命とは重みが
更に隣の机には女生徒たちが勉強をしていて、
しばらくすると、女生徒たちは皆で揃って、席を立った。
女生徒たちが集団で行動をする。
これは、長い年月変わらない、変わりようのない、
宿命であり、南斗の宿命と
そうなれば、男子生徒たちの、
眠いっていた思考が花開く。
開花!
文明開化!
男子生徒の一人が
何やら書き始めたと思うと、女生徒たちの机の上にそれを放った。
これぞ青春である!
女生徒た
ざわめき立つ。
電話番号やメールアドレス、胸踊る台詞の一つでも書いてあったのだ
放課後の教室に一人忍びこんで、好きな子の笛をしゃぶる時代は古いのである。
女生徒たちは、黄色のオ
「あなた達でしょ?」といえば、
男子生徒はすかさずいう「俺ら、知ら
これが、ろくでなしであり、ブルースである!
視線を戻して頂きたい。
彼らの目には一瞬も
その横にいる31歳の私の元へ。
そして、私は「知ってるよ」と、誰にも聞こえな
南無。
0 件のコメント:
コメントを投稿